今週の御言葉 マタイ16章13～19節 天の御国を開き、閉ざす天の国の鍵
主イエスは弟子たちにご自身を誰であると告白するかと問われ、それにペトロが「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えたときに、「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる」と約束されました。さらに罪を犯した兄弟をどのように導くかというところで、「あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる」と宣言されました。ここでは天の国の扉を開き、あるいは閉ざす天の国の鍵が語られています。教会にはこのような「天の国の鍵」が委ねられており、それは具体的には、罪を赦す権威が授けられているということです。「だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る」と主は約束されました。この教会に授けられた権能は、教会の頭であるキリストがすべてのものを支配する統治権を受けたことに基づくことでした。主イエスは天に昇られる前に弟子たちに宣言されました。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子としなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」と。