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聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解) 第91講3:コリントの信徒への手紙 第二 「和解の手紙」 〔今週の御言葉 2コリント1章3節~2章13節+7章5~16節 和解の手紙〕  パウロはコリント第一の手紙を書き送りましたが、その後に入り込んできた霊的熱狂主義者のためにコリント教会はさらに混乱に陥ります

聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解)

91講3:コリントの信徒への手紙 第二 「和解の手紙」

 

〔今週の御言葉 2コリント1章3節~2章13節+7章5~16節 和解の手紙

 

 パウロはコリント第一の手紙を書き送りましたが、その後に入り込んできた霊的熱狂主義者のためにコリント教会はさらに混乱に陥ります。そのため「弁明の手紙」を書き送り、コリントを訪問しますが、かえって混乱に拍車をかけ、遂にはパウロはその使徒性まで疑問視されて拒絶されるという「あの事件」とパウロが指摘する事件が起こります。パウロの面前で手厳しく批判し、罵倒する者がいたようで、パウロは深く傷ついてエフェソに戻ります。そこで「涙ながらに」書いた手紙が「涙の手紙」で、それをテトスに託して送り出します。ところが今度はパウロ自身の身に危険が生じ、急いでエフェソを去らなければならない事態となり、コリント教会を案じながらパウロはマケドニアへと移っていきます。しかしそこでテトスと再会し、コリント教会が心から悔い改めて、パウロにそして福音に立ち帰ったことを知らせてくれました。そこで喜びにあふれて書いたのが「和解の手紙」です。奇妙なことにこの手紙は二つに分けられていて、その理由は不明ですが、コリント教会が心から悔い改め、今はパウロを慕っていることを喜ぶ手紙となっています。そこでパウロは死に至る「世の悲しみ」と救いに至る「神の御心に適った悲しみ」の違いを説き、それは「取り消されることのない救いに通じる悔い改め」を生じさせることを語ります。こうしてパウロもコリント教会も主にある慰めを受け、互いに和解することになります。

 

〔今週の御言葉 2コリント1章3節~2章13節+7章5~16節 和解の手紙

 

 パウロはコリント第一の手紙を書き送りましたが、その後に入り込んできた霊的熱狂主義者のためにコリント教会はさらに混乱に陥ります。そのため「弁明の手紙」を書き送り、コリントを訪問しますが、かえって混乱に拍車をかけ、遂にはパウロはその使徒性まで疑問視されて拒絶されるという「あの事件」とパウロが指摘する事件が起こります。パウロの面前で手厳しく批判し、罵倒する者がいたようで、パウロは深く傷ついてエフェソに戻ります。そこで「涙ながらに」書いた手紙が「涙の手紙」で、それをテトスに託して送り出します。ところが今度はパウロ自身の身に危険が生じ、急いでエフェソを去らなければならない事態となり、コリント教会を案じながらパウロはマケドニアへと移っていきます。しかしそこでテトスと再会し、コリント教会が心から悔い改めて、パウロにそして福音に立ち帰ったことを知らせてくれました。そこで喜びにあふれて書いたのが「和解の手紙」です。奇妙なことにこの手紙は二つに分けられていて、その理由は不明ですが、コリント教会が心から悔い改め、今はパウロを慕っていることを喜ぶ手紙となっています。そこでパウロは死に至る「世の悲しみ」と救いに至る「神の御心に適った悲しみ」の違いを説き、それは「取り消されることのない救いに通じる悔い改め」を生じさせることを語ります。こうしてパウロもコリント教会も主にある慰めを受け、互いに和解することになります。