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聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解) 第72講:主の働き人たちの働き(使徒言行録15章30~16章5節)

聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解)

72講:主の働き人たちの働き(使徒言行録153016章5節)

 

[今週の御言葉 使徒1530節~165節 主の働き人たちの働き]

 

 エルサレム会議は、異邦人に負いきれない重荷は負わせないという決議をし、わたしたちが救われるのは律法の行いではなくイエス・キリストへの信仰によることが確認されました。そこでパウロとバルナバは第二回伝道旅行に出て行こうとします。ところが第一回伝道旅行において途中で帰ってしまったマルコの取り扱いを巡ってパウロとバルナバの意見が対立し、結局関係を修復できないまま、両者は別々の助手を連れて別々の場所に向かうことになります。指導者同士の反目は残念ですが、これで伝道チームは二つになり、伝道者は2人から4人になりました。こうして再度伝道旅行に出ることになったマルコの他に、シラス、そしてテモテといった若くて有能な伝道者が育っていくことになります。わたしたちが主の働きを果たすために大切なことは、何をしたか(結果・成果)ではなくて、何をしようとしたか(動機)です。とかく為された成果に目を向けがちですが、大切なのは、どうしてそれをしようとしたか、その動機です。その動機が心からの主のためのものであるなら、たとえ結果において見るべきものが生じなかったとしても、主はその働きを祝福し、後には必ず良い実りをもたらすようにしてくださいます。「もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生き」ていきましょう。「生きるとすれば主のために生き」、「主のもの」として生き、死にましょう。