創造から終末に至る神の救いの計画 第21講:聖霊の働きにより「聖とされる」 ローマ14章7~9節

創造から終末に至る神の救いの計画

21講:聖霊の働きにより「聖とされる」 ローマ14章7~9節 6月20

 

【今週の御言葉 ローマ14章7~9節 聖霊の働きにより「聖とされる」】

 

 わたしたち一人一人に与えられた聖霊の働きによって、わたしたちは新しく生まれ変わる者とされました。この「新しい生まれ変わり」は、わたしたちが「義とされ、子とされ、聖とされる」ということです。神の一方的な恵みによって義とされたわたしたちは、神の子として受け入れられました。そしてそれにふさわしく今度は「聖とされ」ます。聖書は繰り返し、神は聖なる方であるから、わたしたちも「聖なる者」となるようにと勧めます。ここで「聖なる者」となるとは、どういうことでしょうか。「聖とする」とは、用途が変わること、使用目的が変わることです。「聖別する」とは、これまで一般の用に供していたものを、これからは神のためだけに用いるようになるということです。わたしたちが「聖なる者」となるのは、他の人とは隔絶された、何か近寄りがたい人格者、立派な聖人君子になるということではありません。わたしたちの人生の目的が変わるということです。これまでは自分を喜ばせ、自分を満たすために、つまり自分自身のために生きてきました。しかし「聖なる者」として神にささげられた今、これからは神のために生きるということです。わたしたちを死と滅びから救い出し、永遠の命にあずからせるために、御子が御自分の命を棄ててくださいました。ですからこれからは、わたしたちのために死んで復活してくださった方のために生きる、それが「聖なる者」となる、聖となるということなのです。