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7月19日(使徒言行録7章30〜38節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 使徒7章30~38節 モーセのような預言者の登場〕

 そして40年が満ちると、シナイ山の荒れ野において、御使いが柴の火の炎の中で彼に現れました。そこでモーセはその幻を見て不思議に思い続け、よく見ようと近寄って行ったとき、主の声が起こりました。「わたしはあなたの父祖たちの神、アブラハムとイサクとヤコブの神(である)。」しかしモーセは震え上がり、あえてよく見ようとはしませんでした。そこで主は彼に言いました。「あなたの足の履き物を脱ぎなさい。なぜならあなたが立っている場所は聖なる地だからだ。わたしはエジプトでのわたしの民への虐待を確かに見た。そして彼らのうめきを聞いた。そしてわたしは彼らを救い出すために降って来た。さあ今わたしはあなたをエジプトに遣わそう。」「だれがお前を支配者そして裁判官に任命したのか」と言って人々が拒絶したこのモーセを、神は柴の中で彼に現れた御使いの手で支配者として救済者として遣わされたのです。この人は彼らを連れ出して、エジプトの地の中で、そして紅海の中で、そして荒れ野の中で40年間、数々の不思議と奇跡を行いました。この人がイスラエルの子孫たちに、「神はわたしのように、あなたがたのためにあなたがたの兄弟たちの中から一人の預言者を立ち上がらせられるでしょう」と言ったあのモーセです。この人がシナイ山において、彼に語る御使いやわたしたちの先祖たちと共に荒れ野の集会にいて、生ける言葉を受けてわたしたちに与えてくれました。

 

ステファノは、「この人は彼らを連れ出して、エジプトの地の中で、そして紅海の中で、そして荒れ野の中で40年間、数々の不思議と奇跡を行いました。この人がイスラエルの子孫たちに、『神はわたしのように、あなたがたのためにあなたがたの兄弟たちの中から一人の預言者を立ち上がらせられるでしょう』と言ったあのモーセです。この人がシナイ山において、彼に語る御使いやわたしたちの先祖たちと共に荒れ野の集会にいて、生ける言葉を受けてわたしたちに与えてくれました」と語りました。これは申命記18章15、18節からの引用ですが、モーセは彼の後にやがていつの日か「モーセのような預言者」が現れること、その彼の声と言葉に聞き従うことを命じていました。神は「その口にわたしの言葉を授ける。彼はわたしが命じることをすべて彼らに告げるであろう」と約束し、それゆえ「あなたたちは彼に聞き従わねばならない」と命じられました。この預言者の中の預言者こそイエス・キリストなのです。主イエスは神の言葉を取り継ぎ、わたしたちにその御旨を知らせるために来られた最後にして究極的な預言者でした。「わたしは命である」と言われた主イエスこそは「命の導き手」であり、「命の言葉」をわたしたちに語る方でした。ペトロは言いました。「あなたは永遠の命の言葉を持っておられます」と。わたしたちも「命の言葉」を語り、いや「命の言葉」そのものである主イエスに聞き従っていきましょう。