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聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解) 第84講:正確に神の道を教えたプリスキラ(使徒言行録18章12~28節)

聖霊の力による使徒の働きと教会の発展(使徒言行録講解)

84講:正確に神の道を教えたプリスキラ(使徒言行録181228節)

 

〔今週の御言葉 使徒181228節 正確に神の道を教えたプリスキラ

 コリントでパウロはプリスキラとアキラというキリスト者の同業者の住み込み職人として働きながら、福音宣教をすることになります。この二人は「命をかけて」パウロを守り、福音のために奉仕した人たちですが、彼らはアポロという人物に「もっと正確に神の道を説明」しました。アポロ自身正確な知識を持っていたのですが、それを上回る正確さでアポロを導いたのでした。この二人がそのようにできたのは、彼らが正しく福音を学び修得していたことにあるのではないでしょうか。わたしたちの信仰の熱心さは自分の肉の思いから出たものでは長続きしません。信仰が、「キリストの言葉を聞くことによって始まる」(ローマ1017節)ように、わたしたちの信仰が持続していくことや、奉仕に対する熱心さも、「キリストの言葉」からもたらされます。「キリストの言葉」からわたしに対する神の愛と恵みを知ることで、わたしたちは神の恵みに対する感謝の応答へと整えられていきます。わたしたちが心から神に感謝して、熱心に奉仕へと整えられていく源は「キリストの言葉を聞く」、すなわち「わたしたちに対する神の慈しみ」について知ることです。よりいっそう熱心に主に仕えていくために、いよいよ深く「キリストの言葉」を求め、より深く学び、心に蓄え、刻みつけるようにして、「豊かに宿る」(コロサイ3章16節)ようにしていきましょう。それこそがわたしたちの生き生きとした信仰生活の源なのです