神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする歩み -『ウェストミンスター小教理問答』に学ぶキリスト教信仰-5 問4 神は、どのようなお方ですか。

神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする歩み

-『ウェストミンスター小教理問答』に学ぶキリスト教信仰-5

 

問4 神は、どのようなお方ですか。

 

神は、その存在・知恵・力・聖性・正義・慈しみ、まことにおいて、無限・永遠・不変の霊です。

 

〔今週の御言葉 ヨハネ福音書4章24節 無限・永遠・不変の霊である神〕

 聖書が啓示する真の神は「無限・永遠・不変の霊」なるお方です。「神は霊である」とは、「目に見えず、身体や器官や外因的苦痛をもたない、最も純粋な霊」であるということです。物理的な制限を受けることがありませんから無限であり、時間的な制限を受けることもありませんから永遠であり、外的な制限を受けることがありませんから不変です。その「無限・永遠・不変の霊」であるお方が、「その存在・知恵・力・聖性・正義・慈しみ、まことにおいて」そのような方であられます。この七つの属性は、先の三つの本質に対応します。例えば神の「知恵」は「無限・永遠・不変」です。神の「力」も「無限・永遠・不変」です。このように「聖さ」も「正義」も「慈しみ」も「まこと(真実)」も、「無限・永遠・不変」なのです。「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す」方です。この神の憐れみ深さや恵みや忍耐強さや慈しみや信じるが不変であるゆえに、わたしたちはこの方を心から信頼し、寄り頼んでいくことができるのです。そこでネヘミヤは告白することができました。「あなたは罪を赦す神。恵みに満ち、憐れみ深く、忍耐強く、慈しみに溢れ、先祖を見捨てることはなさらない。まことに憐れみ深いあなたは彼らを滅ぼし尽くそうとはなさらず、見捨てようとはなさらなかった。まことにあなたは恵みに満ち、憐れみ深い神」と。