神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする歩み -『ウェストミンスター小教理問答』に学ぶキリスト教信仰- 問3 聖書は、主に何を教えていますか。

神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする歩み

-『ウェストミンスター小教理問答』に学ぶキリスト教信仰-

 

問3 聖書は、主に何を教えていますか。

 

聖書は、主に、人間が神について何を信じなければならないかと、

神が人間にどのような義務を求めておられるかを教えています。

 

〔今週の御言葉 1テサロニケ2章13節 神の御言葉としての聖書に聴く〕

 わたしたち人間の目的は「神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする」ことでした。そしてそのことを具体化するために神が与えてくださった規範、それが聖書でした。そこにはわたしたちが「救いのために知られ、信じられ、遵守される必要がある事柄」がまとめられています。それは、わたしたち「人間が神について何を信じなければならないか」という事柄と、「神が人間にどのような義務を求めておられるか」という事柄が啓示されており、またこの「信仰と生活の規範」として与えられました。神の御言葉は「罪人に罪を悟らせ、回心させ、さらに、救いにいたる信仰をとおして、かれらを聖性と慰めにおいて建て上げるのに、有効な手段とされます。」そこでこのように「御言葉が救いに有効となるために、わたしたちは、勤勉さと準備と祈りをもってそれに注意を払い、信仰と愛をもってそれを受け入れ、心に蓄え、生活の中で実践しなければなりません。」テサロニケの人々は、パウロが語る言葉を、「人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れ」ました。神の言葉は、そのようにして聞くとき、「信じているあなたがたの中に現に働いているもの」として働きかけてきます。「神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな諸刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分ける」ものとなります。「命の言葉」である神の言葉に熱心に従順に聞き続け、従い続けていきましょう。