黙示録21章1~7節 「恵みの契約」の完成としての新天新地】

【今週の御言葉 黙示録21章1~7節 「恵みの契約」の完成としての新天新地

 

「ダビデの子」であるイエス・キリストは「新しい契約」を成就するメシア・救い主としてこの世においでくださり、十字架の贖いと復活によってわたしたちの罪と死の鎖を打ち破り、昇天して神の右に着座し、御自身が開始された「神の国」、すなわち神によるイスラエルの王的支配を樹立することによって、「永遠の王国」の約束だったダビデ契約を成就し、約束の地を与えるというアブラハム契約を実現し、聖霊によってわたしたちの心を新しくして律法を守り行う力を与えられることによってモーセ契約をも成就してくださいました。最後の審判の日に、現在の天と地は過ぎ去り、万物は新しくされ、神の裁きによって罪と汚れから完全にきよめられた新しい天と地が現れ、神の国は栄光の王国として完成されます。わたしたちは終末における完成の時までこの世界を支配しておられる主が、おいでになる再臨を待ち続けています。その時キリストは「新しいエルサレム」をもたらしてくださいます。それは「わたしはあなたの神であり、あなたはわたしの民である」というアブラハム以来の契約の完全な成就でした。こうして「命の契約」と人間の堕落以後に開始された神の救いの計画(命の契約・贖いの契約)は、イエス・キリストにおいて「恵みの契約」として成就し、終末において完成されます。そこでわたしたちは、落ち着いた生活をし、集会を守り、神の民の使命を果たしながら、身を慎んで主の再臨に備えます。