創造から終末に至る神の救いの計画 第24講:恵みの伝達手段としての「聖礼典」 ローマ6章3~11節

創造から終末に至る神の救いの計画

24講:恵みの伝達手段としての「聖礼典」 ローマ6章3~11節 7月11

 

【今週の御言葉 ローマ6章3~11節 恵みの伝達手段としての「聖礼典」】

 

聖霊は、わたしたちに神の恵みを伝達する特別な手段によって働かれます。それが「御言葉・聖礼典・祈祷」です。そこで「御言葉」は二つあります。一つは「語られる御言葉」である聖書と説教、もう一つは「聖礼典」で「見える御言葉」と言われます。「聖礼典」は、「御言葉」を補強し、わたしたちが感覚によっても神の恵みを体験し、経験として確信できるようにするための「外的支え」です。「聖礼典」は「神によって制定された、目に見える聖なるしるしまた封印であって、神は、その執行を通して、福音の約束をよりよくわたしたちに理解させ、封印なさるのです。その約束とは、十字架上で成就されたキリストの唯一の犠牲のゆえに、神が、恵みによって、罪の赦しと永遠の命とを、わたしたちに注いでくださる、ということです。」そこで「御言葉と礼典というこれら二つのことは、わたしたちの救いの唯一の土台である十字架上のイエス・キリストの犠牲へと、わたしたちの信仰を向けるためにあるのです。」なぜなら「聖霊が福音において教え、聖礼典を通して確証しておられることは、わたしたちのために十字架上でなされた、キリストの唯一の犠牲に、わたしたちの救い全体がかかっている、ということだからです。」こうして「聖礼典」は、「新しい契約のしるし」とされています。それは、「罪の赦しを与えるために流されたわたしの血による契約」です。今日も聖餐に、感謝をもって喜びのうちにあずかりましょう。