創造から終末に至る神の救いの計画 第23講:恵みの伝達手段としての「御言葉」 2テモテ3章15~17節 

創造から終末に至る神の救いの計画

23講:恵みの伝達手段としての「御言葉」 2テモテ3章1517節 7月4日

【今週の御言葉 2テモテ3章1517節 恵みの伝達手段としての「御言葉」】

 

わたしたちを新しく生まれ変わらせてくださる聖霊は、わたしたちを「義とし、子とし、聖とする」ように生きて働いておられます。このような聖霊の働きは、神の恵みを伝達する特別な手段によって為されていきます。それが「御言葉・聖礼典・祈祷」です。特に「御言葉」は、「罪人に罪を自覚させて回心されるため、また信仰によって聖めと慰めのうちに救いに至る」ように用いられます。ですからわたしたちは、御言葉が自分の救いに有効となるために、「勤勉、準備、祈祷をもってこれに傾聴し、信仰と愛をもって受け入れ、わたしたちの心のうちに蓄え、わたしたちの生活の中で実践しなければなりません。」第一は傾聴です。単に「聞く」というのではなく精根込めて「聴く」、全神経を集中させて「聴く」のです。勤勉に様々な準備をもって祈りの内に聴くのです。第二は素直に「受け入れる」ことです。心から信仰をもって、さらに愛をもって聴くのです。第三は「心に蓄える」ことです。聖霊はわたしたちに導きを与えられるとき神の言葉によって為さいますが、わたしたちの内に御言葉の蓄えがないとき、聖霊はわたしたちに語りかけることも導くこともできません。御言葉の蓄えがないとは、神との接点も失うことです。第四は「実践」です。「御言葉を行う人になりなさい」と命じられているとおりです。愛と信頼をもって傾聴するとは服従を含んでいます。語られ、読まれた御言葉に従い、行うつもりで聴くのです。