創造から終末に至る神の救いの計画 第22講:聖なる者の生活の規範としての十戒 申命記30章11~20節

創造から終末に至る神の救いの計画

22講:聖なる者の生活の規範としての十戒 申命記301120 6月27

 

【今週の御言葉 申命記301120 聖なる者の生活の規範としての「十戒」】

 わたしたちに与えられた聖霊の働きによって、わたしたちは新しく生まれ変わる者とされました。この「新しい生まれ変わり」はわたしたちが「義とされ、子とされ、聖とされる」ということで、神の一方的な恵みによって義とされたわたしたちは、神の子として受け入れられました。そしてそれにふさわしく「聖とされ」ます。このようにわたしたちが「聖なる者」となるように与えられたのが「律法」でした。そもそも律法は、神からの恵みとして与えられたものでした。嫌々仕方なく屈従を強いられる戒律ではなくて、心から喜びをもって感謝のうちに服従していくために与えられた、わたしたちの生活の規範です。律法を守ることで救われるのではなく、一方的な神の憐れみによって救われたわたしたちは、そのことの感謝と喜びを、律法に従って生きることによって表すのです。まず先に救いがありました。そこでそのことの感謝の応答として、律法に服従する生き方が付随するのです。この律法は、具体的には「十戒」ですが、それは「心を尽くして神を愛する」ことと、「隣人を自分のように愛する」ことの二つから成ります。そして神は約束されました。「もし、あなたがあなたの神、主の戒めを守り、その道に従って歩むならば、主はお誓いになったとおり、あなたを聖なる民とされる」と。このように律法はわたしたちが「聖なる者」とされるための道筋であり聖化の方法なのです。律法に従って生きていきましょう。