創造から終末に至る神の救いの計画 第18講:聖霊の働きによる「新しい人への生まれ変わり」 ローマ6章3~11節

創造から終末に至る神の救いの計画

18講:聖霊の働きによる「新しい人への生まれ変わり」 ローマ6章3~11節 

 

【今週の御言葉 ローマ6章3~11 聖霊の働きによる新しい人への生まれ変わり】

ペンテコステに降臨された聖霊は、今や世界中に広がり、様々な働きをしておられ、特にわたしたちの中で生きた働きをしてくださいます。それはわたしたちを新しく生まれ変わらせるということです。この「新しい生まれ変わり」は、罪に満ち罪の中に生きてきた「古い人」が死んで、キリストの命によって生きる「新しい人」として生きるようにしてくださるということです。それは「新しい創造」とも言われます。それにより「情欲に惑わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送る」ようになるのです。そうして「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、造り主の姿に倣う新しい人を身に着け、日々新たにされて、真の知識に達する」のです。これは「神のかたちであるキリストに似る者」ということでもあります。この「新しい創造」は、わたしたちが洗礼を授けられた時から始められました。わたしたちは洗礼によって、「新しい命に生きる」者とされました。このことは神の賜物ですが、同時にわたしたち自身の罪と肉に対する全面的戦争でもあります。自分の内に残存する罪を悲しみ、憎み、捨てることによって次第次第に罪に死に、こうして「古い人」が死滅して、キリストにある「新しい人」として、「新しい命に生きる」者へと、日ごとに「新しく造り変えられていく」ことを祈り求めていきたいと思います。