創造から終末に至る神の救いの計画 第15講:「ダビデの子」メシアの復活 ルカ福音書24章1~12節

創造から終末に至る神の救いの計画

15講:「ダビデの子」メシアの復活 ルカ福音書24章1~12節 (4月4日)

 

【今週の御言葉 ルカ福音書24章1~12節 「ダビデの子」メシアの復活】

 

弟子たちは主が十字架にかけられて処刑されること、しかし三日目に復活されることが予告されていました。それにもかかわらず彼らはそれを信じることができず、暗い心、つまり将来への希望をなくし、絶望した思いでエルサレムを去っていこうとしていたのでした。「三日目の復活」、それはあらゆる人間的可能性が断ち切られる中で起こされる、わたしたちのための神の奇跡です。それはわたしたちの予想をはるかに超え、思いを越えたところで起こされる、救いの出来事です。しかしそのためには、三日間の苦しみと悩みが必要ともされます。それはいつまで終わるのか分からないまま、自分が抱え込んでいる問題であり、悩みです。まるで暗いトンネルの中を通っているかのような、先が全く見えない厳しい現実や困難のことでもあります。しかしわたしたちは希望があります。なぜならわたしたちの信じる方は、「二日の後、主は我々を生かし、三日目に、立ち上がらせてくださる」方だからです。全く絶望的な状況のただ中で、人間的な可能性が一切断たれた状況の中で、神の救いの奇跡が起こされていく、そのことを信じ、待ち望むことができるからです。キリストは「神の怒りと裁きを受けて十字架に死に、葬られ、三日目に死人の中から初穂としてよみがえられました。それによって、新しい契約が締結され、恵みの契約は成就されました。」そこにおいて「主の復活は、罪と死と闇の力に対する勝利、永遠の命と新しい創造の保証です。」