創造から終末に至る神の救いの計画 第14講:「ダビデの子」メシアの受難 ルカ福音書24章36~53節

創造から終末に至る神の救いの計画

14講:「ダビデの子」メシアの受難 ルカ福音書243653節 (3月28日)

 

【今週の御言葉 ルカによる福音書243653節 「ダビデの子」メシアの受難】

 

これまでは「恵みの契約の仲保者キリストは、預言者・祭司・王として十字架の苦難と復活により御自分の民のための贖いの業を成し遂げ、恵みの契約を成就されました」ということについて考えました。次にはその「恵みの契約の仲保者」である「ダビデの子」キリストの誕生・受難・復活・昇天・聖霊降臨について考えましょう。神はダビデに「わたしは彼の王国の王座をとこしえに堅く据える」と約束されました。歴史上のダビデ王国は滅亡しましたが、それにもかかわらずダビデにした契約は反故にされず、「わが僕ダビデが永遠に彼らの支配者となる。わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。それは彼らとの永遠の契約となる」と言明されます。そしてそこで「わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる」という「恵みの契約」の中核的な約束を実現するために、「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれ」ました。そしてその「ひとりの男の子」によって、「ダビデの王座とその王国に権威は増し、平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって、今もそしてとこしえに、立てられ支えられる」との預言を実現するために「ダビデの子」が誕生しました。こうして「神の国」をもたらした「ダビデの子」主イエスは、十字架による贖いの業を果たすために十字架にかかり、深い苦難を受けてくださいました。これにより「恵みの契約」が約束した「罪からの救い」と「永遠の贖い」が成就するためでした。