創造から終末に至る神の救いの計画 第13 講: 「ダビデの子」 メシアの誕生 ルカ2 章 1~ 20 節 12 月 20 日)

 

【今週の御言葉 ルカ2章1~ 20 節 「ダビデの子」メシアの誕生 】

主イエスが「メルキゼデクと同じような祭司」「モーセのような預言者」「ダビデの子」

としての 王であることを見てきました。この 「預言者・祭司・王」という三職をお一人で

兼ね備えた方こそイエス・キリストであり、このようなメシアが登場することが待望され

ていました。御使いはマリアに、「神である主は、彼にダビデの王座をくださる。彼は永遠

にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない」と約束し、そこで生まれる「みどり

ご」こそ、待望のメシアであることを明らかにしました。ベツレヘムの野で夜番をしてい

た羊飼いたちに御使いが現れて、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生ま

れになった。この方こそ主メシアである」と告げられます。この方こそイン マヌエル、す

なわち「神は我々と共におられる」ことを体現された方としてお生まれになった方、「御自

分の民を罪から救うために」ご自身の民のために御自分の命を捨てられる主イエス・キリ

ストです。主イエスが語られた「神の国」つまり「神の王国(支配)」とは、永遠の王国の

樹立を約束したダビデ契約を実現するものでした。わたしたちは主イエスの到来と共にす

でに来た「神の国」が、徐々に大きな木となって 進展し、拡大し、 完成する日を待望して

います。その時「神の国」は完全なものと し て完成 し ます。わたしたちのために天の御国

の扉を開いてくだ さった救い主の誕生を心から喜び、感謝と讃美をお捧げいたしましょう。