創造から終末に至る神の救いの計画 第12講:「ダビデの子」としての王 サムエル記下7章1~16節 (12月13日)

創造から終末に至る神の救いの計画

12講:「ダビデの子」としての王 サムエル記下7章1~16節 (1213日)

 

【今週の御言葉 サムエル記下7章1~16節 「ダビデの子」としての王】

 

「恵みの契約の仲保者キリストは、預言者・祭司・王として十字架の苦難と復活により御自分の民のための贖いの業を成し遂げ、恵みの契約を成就されました」とあり、キリストは「メルキゼデクと同じような祭司」であること、「モーセのような預言者」であることを考えました。次に「ダビデの子」としての王であることを考えます。神はダビデに「わたしは彼の王国の王座をとこしえに堅く据える」と約束されました。歴史上のダビデ王国は滅亡しましたが、それにもかかわらずダビデにした契約は反故にされず、「わが僕ダビデが永遠に彼らの支配者となる。わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。それは彼らとの永遠の契約となる」と言明されます。そしてそこで「わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる」という「恵みの契約」の中核的な約束が実現することになります。その中で「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。ダビデの王座とその王国に権威は増し、平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって、今もそしてとこしえに、立てられ支えられる」との預言が実現しました。「神の国」をもたらした「ダビデの子」主イエスは、十字架による贖いの業を終えた後、天に昇り、神の右に座して、王なる主権者として天地を支配しておられます。そしてやがて終わりの時に来て、天地万物に対する裁きを下し、王権を父なる神にお返しになります。