· 

8月5日(ルカ16章16〜17節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ16章1617節 神の言葉は永遠に堅く立つ〕

律法と預言者(の書)は(洗礼者)ヨハネまでです。その時から神の国は宣べ伝えられ続けています。そしてすべての人がその中に無理にでも押し入っています。しかし天と地が滅び去ることが、律法の一画がすたれ〔落ち〕ることよりも簡単です。

 

主イエスは「天と地が滅び去ることが、律法の一画が落ちることよりも簡単です」と語り、律法ひいては聖書が決して滅び、消え去るものではなく、その一点一画に至るまで永遠に保持され維持されていくものであることを確言されました。たとえ天地は滅びても神の言葉は滅びないということです。そもそもこの天地は神の言葉によって創造されました。神が言葉を発するとそのように成り、それが実現していって万物は存在するに至ったのです。しかも万物は神の言葉によって創造されて存在するものとされただけではなく、それを維持しているのも神の言葉です。天体の運行や自然法則もそれ自体が自動的に運行しているのではなく、それらを存在へと在らしめた神の言葉が支え、維持し、保持しているのです。しかもその神の言葉とは、神の御子イエス・キリストであるというのが聖書の主張です。つまり御子は天地創造の最初から父なる神と共に関わられただけではなく、それを在らしめたまさに「神の言葉」そのものであり、この御子が今も万物を維持し、保持しておられるというのです。「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。」「草は枯れ、花はしぼむが、わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。」この永遠に堅く立つ神の言葉の上に自分自身をしっかりと据えていきましょう。