2月4日(ルカ13章31〜33節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ133133節 新しいエルサレム到来の待望〕

 まさにその時、何人かのファリサイ派(の人々)が彼(イエス)に言いながら近づいてきました。「ここから出て行きなさい。なぜならヘロデ(アンティパス)があなたを殺そうと欲しているからです。」すると彼(イエス)は彼らに言いました。「あなたがたは行ってあの狐に言いなさい。見なさい。わたしは今日も明日も悪霊を追い出し、(病気の)いやしを成し遂げて、三日目に完成します。ただわたしは、今日も明日も、そしてその次の日も進んで行かなければなりません。なぜなら預言者はエルサレム以外(の場所)で滅ぼされる〔死ぬ〕ことは、考えられない〔ありえない〕からです。」

*( )は原文にはないが説明のために付加した言葉。〔 〕は別の訳。

 

 主イエスは、洗礼者ヨハネをも殺したヘロデからの脅しに対して、「わたしは今日も明日も悪霊を追い出し、いやしを成し遂げて、三日目に完成します」と宣言されました。そしてさらに「わたしは、今日も明日も、そしてその次の日も進んで行かなければなりません。なぜなら預言者はエルサレム以外で滅ぼされることは、考えられないからです」とご自分の使命を明らかにされました。主イエスのエルサレムでの死、それは十字架による罪の贖いを成就することで「神の国」を樹立するための働きでした。そしてそれは「三日目に完成」する、死からの復活によって完成するものでした。そこで主イエスはこれまで決然とした歩みでエルサレムへと進んで行かれました。今日も紛争の火種となっているエルサレムは「神の平和」と名付けられた町であり、やがてそこに完全なエルサレムと完全な神殿が建てられることを旧約預言者は預言しました。黙示録はそのエルサレムがどのようなものであるかを描写します。目に見えるところは憎悪と紛争、分断と暴力ですが、やがてそこが「神の国」の聖なる都となる、そのことを聖書は預言します。わたしたちはそこを目指してこの地上を歩み続ける巡礼者に他なりません。エルサレムが「神の平和」が支配する聖都として実現する日を待望しつつ、そこに入れられていくように懸命に努力していきましょう。なぜならそこは「狭い戸口」だからであり、タイムリミットがあるのですから。