1月14日(ルカ13章18〜20節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ131820節 神の王国は拡大し成長する〕

 そこで彼(イエス)は話し続けました。「神の王国〔支配〕は何と同じでしょうか。それを何になぞらえましょうか。(それは)からし種と同じです。人が(それを)取って自分の庭に投げ込みました。すると成長して、木になり、空の鳥たちがその枝々に巣を作りました。そして再び彼は言いました。神の王国〔支配〕は何と同じでしょうか。(それは)パン種と同じです。女性が(それを)取って3サトン(約40リットル)の粉の中で全体が発酵して膨らむまで混ぜました。

*( )は原文にはないが説明のために付加した言葉。1サトン=12,8リットル

 

 主イエスは神の国をからし種とパン種になぞらえて説明されました。からし種は砂粒ほどの最も小さな種ですが、鳥が巣を作るほど大きな木に成長します。そのように神の国もその発端は小さなものでも、大きく成長してやがて世界を覆い尽くしていくようになるのです。またパン種は、ごく少量で大量のパン粉を大きく膨らませ、おいしいパンにします。そして見た目は何も変わりませんが内部では発酵という化学作用が起こされることで、パン粉そのものを質的に変化させていきます。そのように神の国もわたしたちを内側から質的に新しい者として変容させていく力を持っているのです。神の国、それは王国です。民衆が支配し、混乱に陥る国ではなく、優れた君主が賢明に統治する国、ですからそこには秩序と平和があります。神の国、それは神の支配という意味でもあります。神がこの世を支配される、しかし見た目はそのようには見えません。この世は暴力と憎悪、分断と破壊で満ちています。しかしそこに神の平和の支配が樹立され、愛の世界が建て上げられていく、そのためにわたしたちは一人一人それぞれの場所へとここから今日も遣わされていくのです。神の愛と平和を携えて、まだそれが確立されていない場所を神の国としていくためにです。ですから今日もこの礼拝からそれぞれに遣わされるにあたり、共に祈りましょう。わたしを「あなたの愛と平和をもたらす道具」としてこの世へとお遣わしくださいと。