11月12日(ルカ13章10〜17節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ131017節 心の腰を伸ばしてくださる主〕

 彼(イエス)は安息日に、諸会堂の一つの(会堂の)中で教えていました。すると見なさい。18年も病気の霊をずっと持っている女性が(いました)。彼女はずっと腰が曲がったままで、まっすぐに伸ばすことがまったくできないでいました。ところがイエスが彼女を見て、呼び寄せられました。そして彼女に「婦人よ、あなたはあなたの病気からすっかり解放されています」と言いました。そして彼女の上に両手を置くと、たちまちまっすぐに伸ばすようになり、神をあがめました。

 ところが会堂長は腹を立てながら答えました。なぜなら安息日にイエスがいやしたからでした。彼は群衆に、「働かなければならない日は六日ある。だからそれらの日の内に来て、いやしてもらいなさい。しかし安息日は(そうしては)いけない」と言いました。するとイエスは彼に答えて言いました。「偽善者たち!安息日でもあなたがたはそれぞれに自分の牛やろばを家畜小屋から解き放ち、(水を)飲ませに連れて行くのではないか。この女はアブラハムの娘であるのに、見なさい、18年もサタンが縛りつけていた。安息日にこの鎖から解放されるべきではないのか。」彼がこのように言ったとき、彼に反対していた人々は皆、恥じ入りました。そして群衆は皆、彼によって為されたすべての輝かしい業のことを喜びました。

*( )は原文にはないが説明のために付加した言葉。

 

 18年も腰が曲がったままの女性がいました。当時の女性は水汲みなどの重労働が課せられていましたが、彼女はそうした仕事のほとんどを果すことができませんでした。彼女は家族のやっかい者でありお荷物となっていたので、肩身の狭い思いをしていたことでしょう。しかしそれ以上に彼女の病は単に体の腰を伸ばせなくしただけではなく、次第に心をも蝕んでいき心の腰も伸ばせなくしていました。ずっとかがんだ姿勢で生きなければならなかった彼女は、心が立ち上がらず気持ちが起き上がらない、心がかがみこんだ状態のままで生きてもいたのでした。それも18年間も!この決して短くない年月の間に彼女は体だけでなく心も起き上がらなくなってしまっていたのでした。ところがそうした彼女の苦しみを理解し、同情し、寄り添おうとする人はいませんでした。18年にわたる彼女の苦しみと悲しみ、悩みと重荷を目の当たりにしながら、その彼女の苦しみに対して人々は冷淡でした。しかし主はそうした彼女の苦境を深く憐れんで彼女をいやし、腰を伸ばすことができるようにされました。彼女は喜びました。それはどれほど大きな喜びだったことでしょうか!たとえ誰一人自分の苦しみを理解し、寄り添ってくれる人がいなくても、主イエスは苦しむわたしたちに寄り添い、憐れみ、癒してくださる方です。そして「疲れた者はわたしの許に来なさい、休ませてあげよう」と主はあなたを招いてくださるのです。