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4月30日(ルカ11章32節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ1132節 悔い改めを呼びかける神〕

 ニネベの人々がこの世代の人々と共に審判の時に立ち上がらせられるでしょう。そして彼らはこれを罪に定めるでしょう。なぜなら彼らはヨナの宣教に対して悔い改めたからです。そこで見なさい。ここにヨナよりも偉大な者が(います)。

 ( )は原文にないが補足した文。

 

 主イエスはしるしを求める人々に対して、ソロモンの知恵を聞くために来た南の国の女王の故事を引き、ご自分の言葉に耳を傾けるように呼びかけました。しかし彼らは主イエスに聞こうとはしませんでした。そこで彼らに対して、審判の日にはニネベの人々が彼らを断罪すると明言します。自分たちは神の民、選民であると自負していた彼らにとっては、邪悪なニネベの人々によって自分たちが裁かれることなど思いもよらないことでした。たしかにニネベの人々は邪悪でした。しかし彼らはヨナの宣教を聞いて悔い改め、神に立ち帰りました。そこで彼らは滅亡を免れました。神はヨナをニネベに遣わして彼らの滅亡を警告されましたが、それは彼らが滅びるためではなく、悔い改めて滅亡を免れるようにするためでした。そのように神は今度は御自分の御子を遣わして、その時代の人々に悔い改めを呼びかけられました。それは滅びの道を突き進んでいる彼らが、悔い改めて滅亡を免れるようにするためでした。今ここでヨナにまさる方が宣教しておられます。この方の言葉に耳をかたむけて、悔い改めを呼びかける神の招きに応えるべきです。神は聖書を通して、それを聞き、読むわたしたちにも同じように悔い改めを呼びかけておられます。キリストの言葉を聞いて、神に立ち帰るようにと招いておられます。あなたは何のために生き、どこに向かって生きていますか。悔い改めへの呼びかけに真摯に応えて命を得てください。