4月2日(ルカ11章29〜30節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ112930節 ヨナのしるし〕

 ところで群衆がさらに集まってきたので、彼は話し始めました。「この世代(の人々)は邪悪(な世代)です。(この世代の人々は)しるしを求めます。しかしヨナのしるし以外には、(この世代の人々には)しるしは与えられないでしょう。つまりちょうどヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子もまたこの世代(の人々)に対してそのように(しるしと)なるでしょう。

 ( )は原文にないが補足した文。

 

 口を利けなくする悪霊が追放される出来事を目の当たりにしながら、それでもなおしるしを求める人々に主イエスは「ヨナのしるし」を示されました。「ヨナのしるし」とは何でしょうか。マタイではそれはヨナが三日間大魚の中にいて、そこから出て来たように、主イエスも三日間墓の中に居て、そこから復活されることとされています。しかしルカではそれは「ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子もしるしとなる」ことでした。つまりニネベにヨナが遣わされたこと自体が「ヨナのしるし」ということです。ニネベはその邪悪さのゆえに滅亡すべき町でしたが、神はヨナを遣わして彼らに悔い改めを求めました。それにより彼らが滅亡から免れるためでした。それと同じように神は主イエスを遣わされました。それはわたしたちが悔い改めて神に立ち帰り、永遠の滅びと死とを免れるためです。神がニネベを惜しまれたように神はわたしたちをも惜しんで独り子をお遣わしくださいました。そこに神のわたしたちに対する愛と慈しみが現されています。「ヨナのしるし」とは、神がわたしたちの許に主イエスを遣わされたということでした。それによって神はわたしたちをどれほど慈しみ、愛してくださっているかをお示しになられたのです。独り子をもお遣わしになるほどわたしたちを愛してくださって、「帰って来い」と呼びかけておられる神の呼びかけに応えて、わたしたちも神に立ち帰っていきましょう。