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2月26日(ルカ11章21〜23節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ112123節 あなたは誰の味方か〕

 完全武装した強い人が自分自身の館を防衛しているなら、彼の所有物は安全です。しかし彼よりももっと強い人が襲撃して、彼を打ち勝つなら、その人は彼が頼みとしていた武具を奪い取り、彼の略奪品を分配します。わたしと共にいるのでない者はわたしに敵対する者であり、わたしと共に集めない者は散らす者です。

 

 主イエスは、ベエルゼブルによって悪霊追放しているという誹謗に対して、強い人が自分の館を守っていたとしても、もっと強い人が襲ったら強奪されてしまうという譬で反論されました。しかしこの「自分の館」というのは正確ではなく、実はここで館を守っている人自身が本来の主から強奪したものでした。その主は手足を縛られて何もできず、自分の館をこの強奪者によって好き勝手にされています。そこから救い出される方法はただ一つ、この強奪者よりももっと強い人が自分を奪い返しに来てくれることです。この本来の主とは悪霊につかれた人で、主イエスは悪霊に自分自身を強奪されて、どうにもできなくされている人を助け出すために、強奪者である悪霊に襲いかかり、悪霊の束縛からその人を奪い返してくださるのです。こうした悪霊からの解放の働きに組せず、救いのために共に戦わない者は、口先では「主よ、主よ」と言っていたとしても主イエスに敵対する者だと言われます。たとえそれがどんなに外目にはすごい働きであったとしても、主イエスの御心を実現しようとするものでないとしたら、それは主イエスに敵対する働きとなります。あなたの奉仕はいかがでしょうか。教会のことをしていたら、それが奉仕だというわけではありません。大切なことは見た目や結果ではなく動機だからです。主イエスの御心を果そうとし、それに忠実であろうとしたかどうかです。あなたは主イエスの味方でしょうか。