2月12日(ルカ11章14〜16節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ111416(2)人々を分断する悪霊の働き〕

そして彼は悪霊を追い出し続けておられました。そしてそれは口の利けない(霊)でした。それでその悪霊が外へと出て行ったときに起こったことですが、その口の利けない人は話しました。そこで群衆は驚嘆しました。しかし彼らの中には、「彼は悪霊の頭ベエルゼブルによって悪霊たちを追い出している」と言う者たちがおり、また他には、彼を試みて彼から天からのしるしを要求し続ける者たちもいました。

 

 主イエスが病気をいやしたり、悪霊を追い出したりして苦しんでいる人を助け、救われるとそれを喜び、称賛する人たちと、それを苦々しく思い、悪しざまに罵倒する人たちとに分かれます。苦しみから解放された人の喜びを共有しようとするのではなく、むしろ主イエスが称賛されることを快く思わず、悪霊の頭ベルゼブルの力によるのだと罵詈雑言を浴びせます。彼らの心には主イエスの成功をねたみ、あわよくばその名声を貶めようとする醜い思いが渦巻いていました。しかしそれは何も彼らだけの問題ではないでしょう。わたしたちも身近な人が成功することを口先ではほめそやし、笑顔で称賛しますが、心の底ではそれをねたましく思い、うらやましさを覚えて、実ははらわたが煮えくり返る思いでその失敗を願うことがないでしょうか。陰では欠点をあげつらい、中傷批判することはないでしょうか。こうした心の思いとそこから生じる行動も、実は悪霊の働きです。悪霊は、わたしたちが人をねたんだり、うらやんだり、悪しざまに言ったり、失敗を喜ぶ心を大変喜びます。悪魔はこうしたわたしたちの罪の心によって肥え太り、いよいよわたしたちの心の中で活発に活動するようになるのです。わたしたちは自分で気づかずに、悪魔に居心地の良い場所を提供しているのです。ですから聖霊を求めずにはいられません。わたしたちの罪の心が聖められて、神の国・神の支配する場所となるようにと祈り求めましょう。