2月21日(ルカ9章28~36節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ9章2836節 暗い所に輝くともし火〕

 ところで、これらの言葉の後、およそ八日に起こったことですが、彼(イエス)はペトロとヨハネとヤコブを連れて行き、祈るために山に登りました。祈っていると彼の顔の外観が変わり、彼の衣が白く光輝くことが起こりました。そして見なさい。二人の男たちが彼と語り合い続けていました。彼らはモーセとエリヤでした。彼らは栄光のうちに現れ、エルサレムにおいてまさに成し遂げようとしていた彼(イエス)の最期〔脱出〕について話し続けていました。しかしペトロと彼と共にいた者たちは眠気でまぶたが重くなっていました。ところがはっきり目覚めると、彼の栄光と、二人の男たちが彼と一緒に立っているのを見ました。そして彼らが彼からまさに離れ去ろうとしていたとき、ペトロはイエスに対して言いました。「先生、わたしたちがここにいることは良いことです。わたしは三つの幕屋を造ります。一つはあなたに、一つはモーセに、一つはエリヤに。」彼(ペトロ)は自分が話していることが分からなかったのでした。

 ところが、彼(ペトロ)がこれらを話しているうちに雲が起こり、そしてそれは彼ら(イエスとモーセとエリヤ)を覆いました。そして彼ら(ペトロとヨハネとヤコブ)がその雲の中に入って行ったので、彼らは恐怖に陥りました。そしてその雲から声が起こって、「これはわたしの選んだ息子である。彼に聞きなさい。」と言いました。そしてその声が聞こえていた時には、イエスだけが見い出されました。そして彼ら自身は口を閉ざし、それらの日々には彼らが見たことを、何一つ誰にも知らせませんでした。

*( )は原文にないが説明のために付加した部分、〔 〕はもう一つの訳

 

 

 山の上で祈っておられるうちに、主イエスは御自身の真の姿を現されました。それは暗黒の闇の中でまばゆいばかりに光り輝く姿でした。祈りは神へと近づかせる道です。祈りによってわたしたちは神の御心を知ると共に、そのご栄光にも近づかせられていきます。そこにモーセとエリヤが現れ、雲に覆われます。かつてホレブの山で神と出会い、その声を聞いた二人が、今は神の子イエスと出会い、語り合います。彼らを覆った雲は神の臨在の栄光を表わすシェキナーの雲でした。そして天から声がして、「彼に聞きなさい」と命じられます。彼こそはモーセの再来と考えられていた「あの預言者」であることが明らかにされたのでした。彼は神が選ばれた御子であり、神の栄光に輝く主です。しかしその方と顔と顔を合わせて語り合うことが許され、神の言葉を聞くことが許されました。わたしたちは、このキリストの言葉に聞かなければなりません。キリストの言葉にのみ聞き従わなければなりません。「聖書において証しされているイエス・キリストは、われわれが聴くべき、唯一の神の言葉」です。キリストこそ闇夜に輝く光です。この光景を目撃したペトロは彼こそ「暗い場所で照らす灯り」だと証言しました。夜明け前の闇夜が一番深い闇です。しかしそれは夜明けが近いことをも表します。周りの闇が暗ければ暗いほど、夜明けは近いことを覚えて、「暗い場所で照らす灯り」である主イエスを見上げていきたいと思います。