10月18日(ルカ8章19~25節)

〔今週の御言葉-私訳と黙想 ルカ8章19~25節 あなたの信仰はどこにあるのか〕

 さて、彼(イエス)のもとに、彼の母と兄弟たちがやって来ました。しかし群衆のために彼に会うことができませんでした。そこで彼に「あなたの母とあなたの兄弟たちがあなたに会うことを願って外に立っています」と告げられました。そこで彼(イエス)は彼らに向かって、「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、このような人々のことです。つまり神の言葉を聞き続けて、行い続けている人々のことです」と言いました。

 さてそれらの日々のある日に起こったことですが、彼自身が、そして彼の弟子たちも一緒に舟に乗り込みました。そして彼は彼らに向かって「湖の向こう岸に渡りましょう」と言いました。そこで彼らは沖へ乗り出しました。ところが彼らが船で渡っているうちに、彼(イエス)は眠り込みました。そこに猛烈な突風が湖に吹き込んで、(舟が)どんどん水浸しになっていき、危険にさらされていきました。そこで彼ら(弟子たち)が彼に近づいて、起こし、「先生、先生、わたしたちは滅んでしまいます」と言いました。

 すると彼は起き上がり、風と湖の荒波を叱りつけました。すると(風と荒波は)鎮まり、なぎになりました。彼は彼らに、「あなたがたの信仰はどこにあるのですか」と言いました。そこで彼らは恐れ、驚きながら、互いに言いました。「この方は一体どんな方なのか。風や水にも命令すると、それらが彼に聞き従うとは。」

*( )は説明のために付加した言葉で原文にはない。

 

 主イエスと弟子たちが向こう岸に渡ろうと小舟をこぎ出しました。ところが初めは静かだった湖に突然突風が吹き荒れ、激しい風と荒波が小さな小舟に襲いかかってきました。しかもその嵐は四人の漁師が乗り込んでいながらどうすることもできないもので、小舟は今にも沈みそうな絶望的な状況に陥っていました。そんな肝心の時に、よりにもよって主は眠り込んでおられたのです。弟子たちはヒステリックに叫びました。「先生、わたしたちは滅んでしまいます」と。そこで起き上がった主が風と波を一喝されると、ただちに鎮まり、なぎになりました。驚き怪しむ弟子たちに主は問いかけました。「あなたがたの信仰はどこにあるのですか」と。彼らに信仰がなかったわけではありませんでした。しかしその信仰は、嵐の中でたちまち吹き飛んでしまうだけのものでしかありませんでした。わたしたちはどうでしょうか。何事もない平穏無事の時には穏やかな気持ちでも、そこに嵐が起こるとたちまち心の平安は吹き飛んでしまい、主はどうしているのか、滅びてしまうではないかと疑心暗鬼になり、あわてふためくのです。そんなわたしたちに主は同じように問いかけてこられます。「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と。どんな嵐のただ中にあっても、そこに主がおられるなら大丈夫です。どんなに小さな小舟でも、その真ん中に主がおられるなら大丈夫です。主が共にいてくださることへの信頼に堅く立っていきましょう。